北海道の冬旅行ガイド|服装・靴・持ち物と移動・予約の注意点

旅行のコツ

※本記事にはプロモーションが含まれています。

  1. 北海道の冬はどれくらい寒い?気象庁の平年値で札幌・旭川・函館を比べる
    1. 気象庁の「平年値」で寒さの目安をつかむ
    2. 札幌・旭川・函館の12月〜2月の気温(平年値)
    3. 雪の量も地点によって違う
    4. 平年値は「目安」として使い、直前は天気予報で確認する
  2. 北海道の冬の服装は「重ね着」と「防寒小物」が基本
    1. 屋外は氷点下、屋内は暖かいことを前提に考える
    2. 重ね着は「インナー・中間着・アウター」の3層で考える
    3. 月ごとの服装の目安
    4. 帽子・手袋・マフラーなどの防寒小物
  3. 北海道の冬の靴選びと、転ばないための歩き方
    1. 靴は「滑りにくさ」を重視して選ぶ
    2. 靴の滑り止めは現地でも手に入る
    3. 転びにくい歩き方は「小さな歩幅」と「靴裏全体」
    4. 見た目ではわかりにくい凍結と、屋根からの落雪にも注意
  4. 北海道の冬旅行の持ち物リスト
    1. 防寒のための持ち物
    2. 足元と雪・濡れへの対策
    3. 移動が乱れたときに備える持ち物
    4. かさばる冬の荷物のまとめ方
  5. 冬の北海道の移動手段と、遅延・運休の確認方法
    1. 飛行機は航空会社の「運航状況」ページで確認する
    2. JRはJR北海道の「列車運行情報」で確認する
    3. レンタカーで冬道を運転するときの注意
    4. 運転に不安があるならバスツアーという選択肢も
  6. 北海道の冬旅行の予約先と、予約前に確認したいこと
    1. 予約前に「悪天候のときの扱い」を確認しておく
    2. 航空券とホテルをまとめて予約できるサービス
    3. 宿だけを予約するなら宿泊予約サイト
    4. まとめ

北海道の冬はどれくらい寒い?気象庁の平年値で札幌・旭川・函館を比べる

北海道の冬旅行を計画するときは、「どれくらい寒いのか」「何を着ていけばいいのか」を出発前に確認しておくと、準備を進めやすくなります。
寒さだけでなく、雪や凍結による足元の滑りやすさや、天候による移動への影響にも備えておく必要があります。
この記事では、北海道の冬旅行に向けて、気温の目安、服装、靴と歩き方、持ち物、移動手段、予約のポイントを順番にまとめていきます。
まずは、北海道の冬がどれくらい寒いのかを、気象庁が公開している平年値で確認してみましょう。

気象庁の「平年値」で寒さの目安をつかむ

行き先の寒さを知りたいときに参考になるのが、気象庁のサイトで公開されている「平年値」です。
平年値は、観測地点ごとに過去30年間の観測結果を平均した値で、現在公開されている平年値の統計期間は1991〜2020年です。
月ごとの平均気温、日最高気温、日最低気温のほか、雪の多い地点では降雪の深さや積雪の深さの平年値も確認できます。
北海道は面積が広く、同じ冬でも地域によって寒さや雪の量が違います。
そこでこの記事では、道央・道北・道南の主な都市である札幌、旭川、函館の3地点を例に、12月・1月・2月の平年値を並べてみます。

札幌・旭川・函館の12月〜2月の気温(平年値)

気象庁の平年値(統計期間1991〜2020年)では、3地点の気温は次のようになっています。
【札幌】
・12月:平均気温-0.9℃、日最高気温2.0℃、日最低気温-4.0℃
・1月:平均気温-3.2℃、日最高気温-0.4℃、日最低気温-6.4℃
・2月:平均気温-2.7℃、日最高気温0.4℃、日最低気温-6.2℃
【旭川】
・12月:平均気温-4.2℃、日最高気温-0.8℃、日最低気温-8.0℃
・1月:平均気温-7.0℃、日最高気温-3.3℃、日最低気温-11.7℃
・2月:平均気温-6.0℃、日最高気温-1.7℃、日最低気温-11.8℃
【函館】
・12月:平均気温-0.1℃、日最高気温3.2℃、日最低気温-3.6℃
・1月:平均気温-2.4℃、日最高気温0.9℃、日最低気温-6.0℃
・2月:平均気温-1.8℃、日最高気温1.8℃、日最低気温-5.7℃
札幌では、1月の日最高気温の平年値が-0.4℃と、0℃を下回っています。
旭川は、12月〜2月のどの月も3地点の中で平均気温・日最高気温・日最低気温の平年値が最も低く、1月・2月の日最低気温の平年値は-11.7℃と-11.8℃です。
函館は、3地点の中では気温の平年値が最も高い地点ですが、1月の日最低気温の平年値は-6.0℃、2月は-5.7℃です。
参考までに、同じ統計期間の東京の1月は、平均気温5.4℃、日最高気温9.8℃、日最低気温1.2℃です。
1月の平均気温の平年値で比べると、東京より札幌は8.6℃、旭川は12.4℃、函館は7.8℃低くなっています。

雪の量も地点によって違う

気温と合わせて確認しておきたいのが雪の量です。
気象庁の平年値では、月ごとの「降雪の深さ合計」と、その月の積雪の深さの最大値である「最深積雪」を見ることができます。
・札幌:降雪の深さ合計は12月113cm、1月137cm、2月116cm、最深積雪は12月47cm、1月76cm、2月95cm
・旭川:降雪の深さ合計は12月158cm、1月125cm、2月97cm、最深積雪は12月58cm、1月72cm、2月84cm
・函館:降雪の深さ合計は12月79cm、1月91cm、2月74cm、最深積雪は12月22cm、1月34cm、2月41cm
札幌と旭川では、2月の最深積雪の平年値が80cmを超えています。
函館は札幌・旭川と比べると数字は小さいものの、最深積雪の平年値は12月22cm、1月34cm、2月41cmです。
札幌市は観光客向けのページで、冬の道路状況は気温や雪の降り方などによってさまざまに変化すると説明し、凍結(つるつる)路面や圧雪路面の写真を載せています。服装だけでなく、靴や歩き方の準備もしておきましょう。

平年値は「目安」として使い、直前は天気予報で確認する

ここで紹介した数字は、あくまで過去30年間の平均です。
実際の旅行日には、平年値より暖かい日もあれば、大きく冷え込む日や大雪になる日もあります。
平年値は「どのくらいの寒さを想定して準備すればよいか」をつかむための目安として使い、出発の数日前と前日には、行き先の天気予報を確認して最終的な服装や持ち物を決めるようにしましょう。
また、北海道の中でも、ここで紹介した3地点以外の地域へ行く場合は、気象庁のサイトで行き先に近い観測地点の平年値を調べておくと安心です。

北海道の冬の服装は「重ね着」と「防寒小物」が基本

平年値で見たとおり、札幌と旭川では1月の日最高気温の平年値も氷点下です。
ただし、ただ厚着をすればよいというわけではありません。
北海道の冬の服装で意識したいのは、屋外の寒さに備えつつ、暖かい屋内では脱いで調整できるようにすることです。
ここでは、服装を考えるときの基本的な考え方を整理します。

屋外は氷点下、屋内は暖かいことを前提に考える

札幌観光協会が運営する観光サイトでは、冬の札幌の服装について、建物の中は暖房がよく効いているため脱ぎ着しやすい服装がよい一方で、屋外は氷点下なので油断は禁物という趣旨の案内がされています。
旅行中は、屋外の観光地を歩く時間と、ホテルや飲食店、商業施設、交通機関の中で過ごす時間を行き来することになります。
屋外の寒さと屋内の暖かさの両方に合わせるには、薄手から厚手までを組み合わせて、脱いだり着たりして調整できる「重ね着」が基本になります。

重ね着は「インナー・中間着・アウター」の3層で考える

重ね着を考えるときは、肌に近い順に、インナー、中間着、アウターの3つに分けて考えると整理しやすくなります。
インナーは、肌に直接触れる保温用の肌着です。
上下とも用意しておくと、ボトムスの下にも1枚重ねられます。後述する札幌観光協会のサイトの服装例でも、保温性のあるインナーは上下で挙げられています。
中間着は、セーターやフリース、カーディガンなど、インナーとアウターの間に着る服です。
屋内で過ごすときはこの中間着が一番外側になるので、そのまま人前に出ても違和感のない服を選んでおくと便利です。
アウターは、ダウンジャケットや厚手のロングコートなど、風や雪から体を守る一番外側の服です。
前述の札幌観光協会のサイトでは、1月・2月の服装の例として、ダウンジャケットやウールのロングコート、保温性のあるインナー、防風性のあるズボンなどが挙げられています。
同じサイトでは、1月は厚手のロングコートが必須とされています。丈の長いアウターであれば、腰まわりや太ももまで覆うことができます。

月ごとの服装の目安

同じ冬でも、12月と1月・2月では服装の考え方が少し変わります。
札幌観光協会のサイトでは、12月は日中に雪がとけ、夜から朝にかけて路面が凍るため、滑りにくい靴を選ぶよう案内されています。
雪が水分を含むこともあるため、上着はダウンや水分を吸収しにくいナイロン素材のものがすすめられています。
また、冷たい風が吹くこともあるので、マフラーなどの巻き物を持っていくとよいとされています。
1月については、厚手のロングコートが必要で、保温性のあるインナーの上にニットやタートルネックを重ねる服装が紹介されています。
2月は、1月と同様に寒さが続くため、保温性と機能性を重視したインナーが欠かせないとされ、上着の中には厚手のニットや風を通しにくいツイード素材の服がすすめられています。
フード付きのアウターは便利だが、ニット帽と手袋も必須という趣旨で案内されています。
気象庁の平年値でも、札幌・旭川・函館のいずれも1月と2月は12月より平均気温が低いので、旅行の時期が年明け以降になる場合は、より防寒を重視した組み合わせを考えておきましょう。
冬旅行全般の服装の組み立て方や、2泊3日の着回し例については、冬旅行の服装ガイドの記事で詳しく紹介しています。

帽子・手袋・マフラーなどの防寒小物

北海道の冬では、アウターと同じくらい防寒小物が大切です。
手や首元、耳などは、コートを着ても覆いきれない部分です。
札幌観光協会のサイトでも、2月はニット帽と手袋が必須とされ、1月・2月の服装例にはマフラーや手袋、ニット帽、厚手のタイツが挙げられています。
持っていきたい防寒小物の例は次のとおりです。
・ニット帽(耳まで覆えるもの)
・手袋(スマホを操作する場面が多い場合は、操作しやすいものもあると便利)
・マフラーやネックウォーマー
・厚手の靴下
・タイツやレギンス
小物の良いところは、かさばりにくく、寒さに応じて着けたり外したりしやすい点です。
アウターを何着も持っていくより、小物で調整するほうが荷物も増えにくくなります。
なお、手袋は雪に触れて濡れたり、写真を撮るときに外して置き忘れたりすることもあります。
濡れたときやなくしたときに備えて、予備をもう1組持っていくと安心です。

北海道の冬の靴選びと、転ばないための歩き方

北海道の冬旅行では、服装とあわせて足元の準備もしておきましょう。
冬の札幌の道路について、札幌市は、気温や雪の降り方などによって状況がさまざまに変化すると説明し、観光客向けのページに凍結(つるつる)路面や圧雪路面の写真を載せています。
ここでは、靴の選び方と滑り止め、転びにくい歩き方、注意したい場所について、公式情報で確認できた内容をもとにまとめます。

靴は「滑りにくさ」を重視して選ぶ

北海道の冬に履いていく靴は、デザインや軽さよりも、まず滑りにくさを重視して選びましょう。
札幌観光協会のサイトでは、冬の札幌の足元として、スノーブーツや、靴底に滑り止め対策がされたものを選ぶよう案内されています。
また、1月の道について、雪がでこぼこしている場所もあれば、踏み固められて滑りやすくなった歩道もあると紹介されています。
靴を選ぶときに確認しておきたいポイントは次のとおりです。
・靴底に深めの溝があり、雪や氷の上でも滑りにくい作りになっているか
・雪が入りにくい高さがあるか
・雪がとけて濡れても染みにくい素材か
・厚手の靴下を履いても窮屈にならないサイズか
新しい靴を旅行に合わせて購入する場合は、出発前に何度か履いて足になじませておくと、靴ずれなどのトラブルを防ぎやすくなります。
旅行用の靴を選ぶときの基本的な考え方は、旅行の靴の選び方の記事でも紹介しています。

靴の滑り止めは現地でも手に入る

普段の靴で北海道へ行く場合や、手持ちの冬靴だけでは不安な場合は、靴に取り付ける滑り止めを使う方法もあります。
札幌観光協会のサイトでは、靴の裏にゴムバンドで引っ掛けるスパイクタイプと、靴底に貼り付けるタイプの滑り止めがあり、靴店やコンビニエンスストア、ドラッグストアなどで売られていると紹介されています。
また、靴の修理店で靴底に滑り止めを貼ってもらえる場合があることも紹介されています。
出発前に準備しておけば到着した直後から使えますし、現地で購入することもできるので、天候や路面の状況を見て追加するという考え方もできます。

転びにくい歩き方は「小さな歩幅」と「靴裏全体」

靴を準備したうえで、歩き方も意識しておきましょう。
札幌市消防局は、雪道での転倒を防ぐポイントとして、次のような歩き方を案内しています。
・小さな歩幅で歩く(歩幅が大きいと重心の移動が大きくなり、転倒しやすくなるため)
・つるつるの路面では、靴裏全体を地面につけるように歩く(ただし、完全に地面をこすりながら歩くとつまずく原因になるので、足は軽く浮かせる)
・急がず、余裕をもって歩く
・周囲や路面への注意がおろそかになる「ながら歩き」に注意する
札幌観光協会のサイトでも、凍った冬道は小さな歩幅でゆっくり歩くのがコツと案内されており、歩幅を小さくして、すり足やペンギン歩きを意識するとよいと紹介されています。
スマホで地図を確認するときは、歩きながらではなく、立ち止まってから画面を見るようにしましょう。
また、札幌市消防局のページでは、午前7時から正午ごろは外出する人が多く、転倒による救急搬送も多くなる傾向があると紹介されています。
朝の観光や移動を予定している場合は、特に足元に気をつけて、時間に余裕をもって行動しましょう。

見た目ではわかりにくい凍結と、屋根からの落雪にも注意

札幌観光協会のサイトでは、一見なんでもない雪の下に氷が隠れていることがあるため注意が必要と案内されています。
雪の下に氷があっても上から見てわからないことがあるので、雪の積もった道では足元に注意しながら歩きましょう。
また、札幌市は観光客向けの案内で、気温が高い日は屋根の雪がゆるんで落ちてきやすいため、軒下を歩かないよう呼びかけています。
札幌市は、都心部や地下鉄駅などの周辺の交差点を中心に「砂箱」を設置しており、つるつる路面ができたときに市民に砂をまいてもらうためのものと説明しています。
札幌観光協会のサイトでも、市内中心部の主要な道路に滑り止めの砂が入った砂箱があり、歩行者が自由に使えると紹介されています。
さらに札幌市は、冬の服装や歩き方、滑りやすい場所などをまとめた観光客向けのパンフレットや、ウインターライフ推進協議会のサイトも案内しています。
札幌市消防局のページでは、翌朝(7時〜10時)の札幌市内の歩道の滑りやすさを3段階で予測する「つるつる予報」も紹介されています。ウインターライフ推進協議会の作業部会が提供しているもので、札幌に滞在する場合は、前日の夜に確認しておきましょう。

北海道の冬旅行の持ち物リスト

服装と靴が決まったら、次は持ち物を確認しましょう。
北海道の冬旅行の持ち物は、基本的には普段の国内旅行と同じですが、寒さ対策、雪や濡れへの対策、移動が乱れたときの備えを少し追加しておくと安心です。
ここでは、目的別に持ち物を整理してリストにまとめます。

防寒のための持ち物

まずは、寒さに備える持ち物です。
・保温性のあるインナー(上下、日数に応じて)
・中間着(セーター、フリースなど)
・アウター(ダウンジャケットや厚手のロングコートなど)
・ニット帽、手袋、マフラーやネックウォーマー
・厚手の靴下、タイツ
・使い捨てカイロ
使い捨てカイロについては、札幌観光協会のサイトで、衣類に貼るタイプと靴の中に入れるタイプがあり、コンビニエンスストアやドラッグストア、100円ショップなどで購入できると紹介されています。
荷物を減らしたい場合は、最初の分だけ持っていき、足りなくなったら現地で買い足すという方法もあります。
また、同じサイトでは、自動販売機やコンビニエンスストアで温かい飲み物を買えることも紹介されています。
外を歩く時間が長い日は、休憩をはさみながら体を温めるようにしましょう。

足元と雪・濡れへの対策

雪の多い地域を歩くと、靴や靴下、ズボンの裾が濡れることがあります。
次のような持ち物があると、濡れたときにも対応しやすくなります。
・靴の滑り止め(現地で購入する場合は不要)
・替えの靴下(多めに)
・タオルや手ぬぐい
・濡れた手袋や靴下を入れるための袋
・リップクリームやハンドクリームなどの保湿用品
保湿用品は、肌に合うものを現地で探す手間を省くためにも、普段使っているものを持っていくと安心です。
温泉地に宿泊する予定がある場合は、入浴まわりの持ち物も合わせて確認しておきましょう。

移動が乱れたときに備える持ち物

冬の北海道では、大雪や吹雪によって飛行機や列車の運航・運行に影響が出ることがあります。
予定どおりに移動できなかった場合を考えて、次の持ち物も用意しておくと安心です。
・スマホと充電器、モバイルバッテリー
・常備薬(予定より滞在が延びる場合に備えて少し多めに)
・1日分程度の予備の着替え
・予約内容がわかる控え(予約番号やメールの画面など)
スマホは、運行情報の確認や予約の変更、宿泊先への連絡などに使います。
電池が切れると情報の確認や連絡ができなくなるので、モバイルバッテリーはできるだけ持っていくようにしましょう。

かさばる冬の荷物のまとめ方

冬の旅行は、アウターやセーターなど、かさばる服を持っていくことになります。
荷物をコンパクトにまとめるコツは、一番かさばるアウターを着ていくこと、そして中間着を色やデザインが合わせやすいものにそろえ、着回しで枚数を減らすことです。
また、お土産を買う予定がある場合は、帰りの荷物が増えることも考えて、行きの段階でバッグに少し余裕をもたせておくと安心です。
旅行日数に合ったスーツケースの大きさについては、スーツケースのサイズの目安の記事を参考にしてください。
スキーやスノーボードが目的の旅行では、ウェアや小物など、さらに準備するものが増えます。
スキー旅行ならではの準備については、スキー旅行の準備の記事でまとめています。

冬の北海道の移動手段と、遅延・運休の確認方法

北海道の冬旅行では、移動の計画にも冬ならではの注意が必要です。
大雪や吹雪の影響で、飛行機の欠航や遅延、列車の運休や遅れが起こることがあります。
ここでは、飛行機、JR、レンタカーのそれぞれについて、公式サイトで確認できる情報の調べ方と、冬に気をつけたいポイントを紹介します。
なお、運航・運行の状況は日によって変わるため、具体的な本数や見込みは、必ず出発前に各社の公式サイトで確認してください。

飛行機は航空会社の「運航状況」ページで確認する

本州などから北海道へ飛行機で向かう場合は、利用する航空会社の公式サイトで運航状況を確認できます。
たとえばJALは「運航状況のご案内(国内線)」のページで、悪天候による遅延や欠航、出発空港への引き返し、他の空港への着陸の可能性がある空港を案内しています。
同じページから、前日・当日・翌日の発着情報を路線や便名で検索したり、欠航・遅延・引き返し・条件付き運航などの便を検索したりすることもできます。
また、JALは影響が見込まれる対象空港発着便の航空券について、手数料なしで変更や払い戻しを受け付けると案内しています。
ただし、JAL以外の旅行会社や旅行サイトで購入した航空券の払い戻しについては、申し込んだ旅行会社に直接問い合わせるよう案内されています。ジャルパックの国内ツアーを購入した場合の案内は、同じページから別のページにリンクされています。
ほかの航空会社を利用する場合も、予約した航空会社の公式サイトで運航状況や天候による影響の案内を確認できるよう、出発前に該当ページをブックマークしておくと便利です。
最新の運航状況や変更・払い戻しの手続きは、利用する航空会社の案内で確認しましょう。

JRはJR北海道の「列車運行情報」で確認する

札幌から旭川や函館、道東方面などへ列車で移動する場合や、空港と札幌の間をJRで移動する場合は、JR北海道の公式サイトにある「列車運行情報」を確認しましょう。
JR北海道の公式サイトでは、札幌近郊、道央、道南、道北、道東、北海道新幹線といったエリア別に運行情報を確認できるほか、駅ごとの運行情報を時刻表の形で見られるページや、一部のエリアを除いて列車の走行位置を確認できるページも用意されています。
運行情報を発信する公式Xのアカウントも案内されています。
また、同社サイトの乗換・時刻検索には、運休している列車などは「JR北海道列車運行情報」で確認するよう注意書きがあります。
時刻検索の結果だけで判断せず、当日は運行情報のページもあわせて確認するようにしましょう。

レンタカーで冬道を運転するときの注意

北海道の冬旅行でレンタカーを使う場合は、雪道や凍結した路面での運転になることを前提に準備しておく必要があります。
北海道は、冬道の運転について次のような点を案内しています。
・凍結路面は、夏の乾燥した路面の約10倍滑りやすい
・滑りやすい場所は、交差点・横断歩道・踏切の手前、渋滞の多い道路、冷え込んだ日の橋の上、樹木や建物の陰など
・ブレーキは柔らかく踏み込み、タイヤをロックさせずに停止させる。早めのブレーキとエンジンブレーキで十分に減速する
・車間距離は夏場の3倍以上とるのが安全
・初冬は、黒っぽく見える路面が凍結していることがある
・日暮れから翌朝までは、スリップ事故が起きやすい
また、明るいうちに到着できるよう余裕をもった予定を立てること、出発前に目的地までの天気と道路状況を確認すること、大雪や吹雪で運転が難しいと予想される場合は出発時刻の変更や公共交通機関の利用を検討することも呼びかけられています。
北海道開発局とNEXCO東日本北海道支社は、大雪や暴風雪が見込まれる際に注意を呼びかける発表を出したことがあり、令和4年2月と3月の発表では、「北海道地区道路情報」や「北の道ナビ」などで最新の道路交通状況を確認すること、スピードダウンや車間距離の確保、ヘッドライトの点灯などの安全運転が呼びかけられています。
札幌市も、暴風雪が予想されるときは外出を控えること、やむを得ず運転する場合は防寒着やカイロ、長靴、手袋、シャベル、けん引ロープなどを車内に用意して十分な燃料を確保してから出かけること、非常食や飲料水も用意しておくと安心であること、吹雪のときは無理に運転を続けず道の駅やガソリンスタンド、コンビニで天候の回復を待つことなどを案内しています。
さらに、マフラー(排気管)が雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあるとも注意喚起しています。
なお、国土交通省四国地方整備局のページによると、積雪や凍結した路面での冬用タイヤの装着などの滑り止め措置は、沖縄県を除く都道府県の道路交通法施行細則または道路交通規則で義務として規定されています。
レンタカーを予約するときは、冬用タイヤの装着や、雪道での注意事項についてレンタカー会社の案内を確認しておきましょう。
レンタカーとカーシェアのどちらが旅行に合うかについては、レンタカーとカーシェアの違いの記事で比較しています。

運転に不安があるならバスツアーという選択肢も

冬道の運転に自信がない場合は、自分で運転しない移動手段を組み合わせるのもひとつの方法です。
都市間の移動は列車や高速バスを使い、郊外の観光地へは観光バスツアーを利用するといった組み合わせであれば、雪道の運転をせずに複数のエリアを回ることもできます。
北海道リゾートライナーは、北海道内で観光バスやスキーバスを運営している旅行会社と案内されています。
利用日の9日前までに予約があれば、1名からでもバスツアーの催行が決まると案内されています。

北海道リゾートライナー

北海道の冬旅行の予約先と、予約前に確認したいこと

最後に、北海道の冬旅行の予約について整理します。
飛行機で北海道へ向かう場合は、航空券と宿泊をどう予約するかで、手間や費用の考え方が変わってきます。
また、冬は天候によって予定が変わる可能性があるので、予約前に取消や変更のルールを確認しておくことも大切です。

予約前に「悪天候のときの扱い」を確認しておく

冬の北海道旅行では、飛行機の欠航などで予定どおりに移動できない可能性も考えておく必要があります。
前述のとおり、JALは、JAL以外の旅行会社や旅行サイトで購入した航空券の払い戻しについては、申し込んだ旅行会社に直接問い合わせるよう案内しています。
また、ANAの国内ツアー(航空券+宿泊)の案内では、悪天候による影響の対象になった便は、取消料なしで同じ区間のANA便への振り替えや旅行の取り消しができる一方、影響の対象外の便の旅行を取り消す場合は通常どおり取消料がかかるとされています。
さらに、旅程の変更で追加の宿泊や移動が必要になった場合、その費用は利用者の負担になると説明されています。
同じページでは、ANAでホテルやレンタカーのみを予約している場合について、利用できなくなったら、まず施設やレンタカー会社に連絡すること、原則として施設の規定の取消料がかかること、連絡しないまま利用日を過ぎると払い戻しができない場合があることが案内されています。
このように、悪天候のときの扱いは、予約した会社や商品によって異なります。
予約する前に、取消料のルールと、天候による欠航・運休のときにどこへ連絡すればよいかを確認しておきましょう。
年末年始に北海道へ行く場合は、予約のタイミングにも注意が必要です。
年末年始の旅行の予約時期については、年末年始の旅行はいつから予約するかの記事でまとめています。

航空券とホテルをまとめて予約できるサービス

飛行機で北海道へ行く場合は、航空券とホテルをセットで予約できるサービスを使うと、別々に予約する手間を減らせます。
航空券と宿泊を自由に組み合わせる「ダイナミックパッケージ」の仕組みについては、ダイナミックパッケージとは?の記事で詳しく解説しています。
エアトリプラスは、日程・出発地・目的地を設定するだけで、国内航空券とホテルを同時に一括で検索・予約できるサービスと案内されています。
航空券とホテルを同時に購入するとセット割引が適用されると案内されていますが、割引率はプランによって異なり、セット割引のないホテルプランもあるとされています。
24時間365日オンラインで予約でき、当日予約も可能と案内されています。

スカイパックツアーズは、スカイマーク専売のパッケージツアーを販売する会社と案内されています。
スカイマークの就航路線の往復航空券と宿泊、オプションなどをセットにした国内ツアーをオンラインで申し込めるとされ、ダイナミックパッケージの「たす旅」も案内されています。
スカイマークを利用したい場合は、出発地から北海道方面への路線があるかを公式サイトで確認したうえで検討してみてください。

スカイマークで行く国内旅行

JTBの国内旅行予約サイトでは、JRや航空(JAL、ANA)と宿泊を組み合わせるダイナミックツアーを予約できると案内されています。
高級旅館・ホテルからシティホテルまでの宿泊を、24時間オンラインで予約できるとされています。
JTBの公式サイトでは、JTBトラベルメンバーに会員登録した新規会員が初めてのJTB国内旅行で使える1,000円引クーポン(予約は2026年11月16日まで、宿泊は2027年1月31日まで)や、出発100日前までの予約で往復JALまたはANA利用の国内ツアーに使える最大20,000円引のクーポン(予約は2026年12月21日まで、出発は2027年1月11日〜3月31日)などが案内されています(2026年10月10日確認)。

日本旅行でも、飛行機+ホテルのパックやJR+宿泊のプラン、国内ツアーなどを扱っていると案内されています。
「JR・新幹線+宿泊セットプラン」は往復の新幹線とホテルを自由に選べ、最短で出発前日の16:00まで予約できるとされています。
家族旅行、女子旅、ひとり旅など、目的に応じたプランも用意されているとのことです。
日本旅行の公式サイトでは、どなたでも使える割引として、共立メンテナンスグループの宿で1人1泊あたり2,000円割引(予約は2026年12月14日まで)、東京・横浜のラグジュアリーホテルで1旅行1組あたり5,000円割引(予約は2026年12月24日まで)、ユニバーサルシティの宿泊で1人1旅行あたり7%割引(上限5,000円、予約は2026年11月30日まで)などが案内されています(2026年10月10日確認)。

北海道でスキーやスノーボードを楽しみたい場合は、専門のツアーサイトを利用して、移動や宿泊をまとめて手配する方法もあります。
ニーズツアーは、北海道のスキー・スノーボード旅行の専門サイトで、スキー旅行の販売を始めて34年目と案内されています。
ルスツ、ニセコ、富良野、トマム、サホロ、キロロ、札幌テイネなどのスキー場を扱い、航空券、宿泊、リフト券、スキーバス、食事、レンタルをまとめて予約できるとされています。
航空会社はJAL、スカイマーク、ピーチ、ジェットスターなど、出発地は東京・大阪・名古屋・福岡・仙台・広島などが案内されており、営業時間中はコールセンターで電話対応も行っているとされています。
なお、信州・新潟・東北のスキー場は取り扱っていないと案内されています。

宿だけを予約するなら宿泊予約サイト

航空券をマイルや別の方法で手配する場合や、現地で何泊かに分けて宿を選びたい場合は、宿泊予約サイトで宿だけを予約する方法もあります。
じゃらんnetは、国内の宿・ホテルをオンラインで予約できるサービスで、季節に応じたプランやキャンペーンがあり、予約するプランに応じてポイントがたまると案内されています。

旅の中で1泊だけ特別な宿に泊まりたい場合は、一休.comも選択肢になります。
一休.comは、公式サイトで国内約4,400の厳選されたホテル・旅館を扱っていると案内されており、タイムセールや一休限定といったプランも用意されていると案内されています。
一休.comの公式サイトでは、宿ごとの割引クーポン(先着順・最低利用金額あり)が配布されています(2026年10月10日確認)。

まとめ

北海道の冬旅行では、寒さ、雪道、移動の乱れという3つの点に備えておくことが大切です。
気象庁の平年値(統計期間1991〜2020年)では、1月の平均気温は札幌で-3.2℃、旭川で-7.0℃、函館で-2.4℃と、いずれも氷点下です。
服装は、インナー・中間着・アウターの重ね着を基本にして、帽子や手袋、マフラーなどの防寒小物で調整しましょう。
足元は滑りにくい靴を選び、必要に応じて滑り止めを使い、小さな歩幅で靴裏全体をつけるように歩くことを意識すると安心です。
移動については、航空会社やJR北海道の公式サイトで運航・運行情報を確認できるようにしておき、日程には余裕をもたせておきましょう。
レンタカーを利用する場合は、北海道や札幌市などが案内している冬道の注意点を確認し、天候が悪いときは無理に運転しない判断も大切です。
予約の際は、価格や内容だけでなく、悪天候で予定が変わったときの取消・変更のルールも確認しておきましょう。

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